ひそかに人気の「仏前結婚式」とは

こんにちは。仏教普及会 釈です。早いものでとうとう6月になりました。本日は爽やかで過ごしやすい天気ですね。梅雨に入る前のこの気持ちの良い日々を大切に過ごしたいものです。さて、6月といえば「ジューンブライド」ということで、最近人気が出てきている仏前結婚式についてお話しようと思います。

神前式と仏前式の違い

まずは「神前式」と「仏前式」の違いはなんだと思われますか?「神前式」は神様に結婚を報告し、神様のご加護を願います。それに対して「仏前式」は仏様や先祖に結婚を報告し、因縁の感謝を表します。「因縁」というと、少し怖い感じがしてしまうかもしれませんが、結婚するこの「ご縁」に感謝をするということ。また「両家の結びつきを強める」という意味で行う神前式に対し、仏前式は来世まで連れ添うことを誓う」ことです。なんだか来世まで連れ添うことを誓うなんてロマンチックではないですか?

仏前式の流れ

仏前式の流れ(一般的な)

1.参列者入堂
2.新郎新婦入堂
3.僧侶入堂
4.敬白文朗読(僧侶が焼香をした後、仏様とご先祖様に二人の結婚を報告する「敬白文」を読み上げます。)
5.念珠授与(僧侶が新郎新婦それぞれに念珠(数珠)を渡します。なお、指輪交換をしたい場合はこのタイミングで行います。)
6.司婚の辞(僧侶が二人に結婚の誓いを求めます。さらに新郎新婦がご本尊に向けて誓詞(せいし)を読み上げることで、結婚の成立となります。)
7.新郎新婦の誓い
8.誓杯(神前式の三々九度にあたるもの。新郎新婦が交互にお神酒を飲み交わし、夫婦の契りを結びます。)
9.焼香
10.法話

※「ご本尊」とは、仏教寺院や家庭の仏壇で、最も大切な信仰の対象として祀られる仏像や掛け軸のことです。

重要文化財や世界文化遺産で結婚式

仏前式ができるお寺の中には、重要文化財や世界文化遺産に登録されているお寺もあります。ふだんは一般の方が入れない本堂で、結婚式をあげられます。歴史好きの方にとっては貴重な体験になります。国際結婚のカップルが、日本での挙式スタイルに仏前式を選ぶこともあるそうです。


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