衝撃すぎる南禅寺の決戦

こんにちは。仏教普及会 釈です。先日、京都にお参りに行ってまいりました。その帰りに将棋の「南禅寺の決戦」で有名な南禅寺周辺を散策してまいりましたので、そのお話をさせて頂こうと思います。

穴場(?)散策スポット 平安神宮~南禅寺

平安神宮→哲学の道→南禅寺→蹴上インクライン

今回、上記の経路で散策しました。

テレビで見るような混んでいる京都ではなく、平日だったということもありとは思いますが、混雑を予想していただけに、晴天の中、気分よく京都散策ができました。こちらの方面にはあまり来たことがないのできっと穴場(たまたまでしたらすいません)なんだと思います。(桜の時期は激込みだと思いますが)

平安神宮を横目に哲学の道を歩きます。小川沿いに並木道が続いており、新緑が目に優しく映ります。そして将棋の勝負で有名な「南禅寺」に着きました。

規格外の戦い・南禅寺の決戦

将棋に興味のある方はご存知だと思いますが、南禅寺といえば木村義雄と坂田三吉の大勝負した場所。現在の最長は名人戦の9時間であるのに対し、この「南禅寺の決戦」はなんと1週間!待ち時間も現在は2日間の各9時間に対し、この決戦は30時間!!です。まさに死闘です。

坂田三吉さんの名前だけご存知の方も多いかと思います。坂田三吉さんは明治から昭和初期の将棋棋士です。今とは違い、当時は将棋が職業として成り立つことはほとんどない時代でした。坂田三吉さんは十六歳で父を亡くし、一家の大黒柱となった坂田さんは本業の草履作りでなく「賭け将棋」で生計を立てていたそうです。ですから坂田さんにとって将棋は生きるための術。まさに言葉通りの命がけの勝負をしていたのです。


坂田三吉さんは読み書きが不得意だったそうです。そのため、書物などで学ぶことなく、将棋で勝つ基本となる「定石」(先人の人が考えた最善とされる決まった打ち方)をすることなく、自分自身で考え出した独自の将棋の打ち方をしていました。ですが、すでに幼少期から坂田さんの右に出るものはいなかったそうです。

蹴上インクライン

インクラインとは斜面にレールを敷き、動力で台車を走らせて船舶や荷物などを運ぶ装置のことです。ケーブルカーの一種で、蹴上インクラインは、京都市左京区にあった琵琶湖疏水による舟運ルートの一区間をなす傾斜鉄道です。 南禅寺・蹴上間。1891年から1948年まで実用に供されました。国の史跡に指定され、国宝への指定が答申されています。現在は桜並木の観光スポットになっているので、桜見シーズンはすごい人混みになってしまうんでしょうねぇ。

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