豊中市・大阪で営む「完結葬」と納骨壇のお話 ― 海外のご家族ともつながるご縁
皆さま、こんにちは。仏教普及会 釈です。
日中はまだ少し暑さが残りますが、朝晩は秋の涼しさを感じる季節になってきましたね。
今日は、豊中市・大阪で私どもが取り組んでいる「完結葬」の流れや、海外に住むご家族とのつながり、そして本堂脇にある納骨壇についてお話ししたいと思います。
納骨壇(のうこつだん)とは、「納骨堂」の中に設けられた、遺骨を安置するための小さなスペースのことです。

豊中市・大阪で営む「完結葬」とは?
葬儀が終わると、遺骨は本堂脇の納骨壇に安置されます。その後は、ご遺族のご都合に関わらず、初七日から七日ごとの法要、四十九日、お盆やお彼岸、一周忌、三回忌、七回忌まで、お寺が責任をもってお勤めしていきます。
七回忌を終えたあとは、遺骨を合祀という形でお納めし、大谷本廟(京都市東山区にある浄土真宗本願寺派の本山の本願寺が所有する墓地)へ埋葬します。
こうして葬儀から年忌法要までを一貫してお任せいただけるのが「完結葬」です。
海外に暮らすご家族とのご縁
豊中市や大阪にご縁のある方の中には、遠方や海外にお住まいのご家族も少なくありません。
あるご長男さんは、神戸からオーストラリアへ移住されました。葬儀には立ち会えましたが、一周忌にはどうしても帰国できず…。
それでも三回忌には奥さまと一緒に帰国され、お母さまをしっかり偲ばれました。「七回忌にもまた帰ってきたいです」とお話しくださり、距離を越えたご家族の想いが伝わってきました。
海外にいても、法要を通じてご先祖さまとご縁を結び直せるのは、とても大切なことだと思います。


本堂脇の納骨壇でのご供養
私どものお寺では、本堂のすぐ横に納骨壇があります。
普段はそこで遺骨を安置し、法事やご参拝のときには納骨壇からお出しして、本堂の祭壇におまつりします。
多くの納骨堂では遺骨に直接触れられない運用が一般的ですが、当寺院ではご家族の目の前に遺骨をおまつりできるので、とても喜んでいただいています。
「こんなふうにお参りできるとは思っていなかった」と感謝のお言葉をいただくこともあります。
季節の節目を大切に
秋はお彼岸など、ご家族やご先祖さまを思い出す節目の季節です。
こうした機会に、遠方や海外にお住まいのご家族も含めて、節目ごとに大切なご縁を結び直すことができるのは、とてもありがたいことだと感じます。
まとめ
完結葬は、葬儀から七回忌、そして大谷本廟への合祀までを一貫してお寺に任せられる安心の仕組みです。
さらに本堂脇の納骨壇を活用することで、ご家族が目の前で遺骨に手を合わせることができるのも大きな特長です。
季節の節目に、ご家族やご先祖さまとつながる時間を持つことは、日々の生活の中でも心の支えになるものです。
遠方や海外に住むご家族も、このように節目ごとに大切なご縁を結び直せる――。
それを支えるのが、私たち僧侶の役目だと感じています。
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