除夜の鐘と仏教・一年の煩悩を手放す大切な時間
こんにちは。仏教普及会の釈です。
本日、2025年12月30日。明日は大晦日となり、今年もいよいよ終わりを迎えようとしています。
一年を振り返りながら、来年はどんな年になるのだろうと、思いを巡らせている方も多いのではないでしょうか。
年の瀬が近づくと、どこからともなく聞こえてくる「ゴーン……」という鐘の音。
日本では、大晦日の夜にお寺で鳴らされる「除夜の鐘」が、年末の風物詩として親しまれています。
今回は、この大晦日にちなみ、除夜の鐘が持つ意味や、仏教との深い関わりについて、わかりやすくお話ししていきたいと思います。

除夜の鐘とは?なぜ108回鳴らすのか
除夜の鐘は、大晦日の夜から元日にかけて撞かれるお寺の鐘のことです。
一般的に108回鳴らされますが、これは仏教でいう「人間の煩悩の数」を表しています。
煩悩とは、怒り・妬み・欲・不安など、私たちの心を乱すさまざまな迷いのこと。
鐘を一つ鳴らすごとに、これらの煩悩を一つずつ手放し、清らかな心で新年を迎えるという意味が込められています。
仏教における「音」の大切さ
仏教では、音は心を整える大切な役割を持っています。
鐘の音は、ただ耳で聞くだけでなく、心の奥深くまで響き、自然と呼吸を整えてくれます。
除夜の鐘のゆったりとした音色は、忙しかった一年を振り返り、
「少し立ち止まって、自分自身と向き合う時間」を与えてくれます。
それは、仏教が大切にしている気づき(悟り)への第一歩とも言えるでしょう。


除夜の鐘に込められた現代へのメッセージ
現代は情報や人間関係に追われ、心が休まらない時代です。
そんな中で除夜の鐘は、「完璧でなくていい」「すべてを抱え込まなくていい」と、
静かに語りかけてくれているようにも感じます。
一年間の反省も、後悔も、感謝も、すべて鐘の音に委ねて手放す。
そして新しい年を、少し軽くなった心で迎える――
それこそが、仏教が伝え続けてきた除夜の鐘の本当の意味なのかもしれません。
寒さが一段と厳しくなる時期ですので、どうぞお身体にお気をつけてお過ごしください。
静かな鐘の音とともに、穏やかな新年を迎えられますように。
それでは、また来年お会いしましょう。
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