夏の風物詩・花火は鎮魂行事?

こんにちは。仏教普及会 釈です。もう8月ですね。8月といえば、お盆、海、花火、祭り。。。などいろんな行事がありますが、花火大会といえば8月が多いかと思います。今回は『夏の風物詩・花火』についてお話いたします。

気のせいではない淋しい想い

夏の風物詩・花火といえば、綺麗だけでなく、花火大会の最後、なんとなく少し物悲しい気持ちになりませんか?線香花火もなんだか趣深いけど夏の終わりを感じさせるような、少し淋しけど懐かしい。。。そんな気持ちが子供の頃からしていました。それは気のせいではなかったと、今回花火のことを調べてみてやっとわかりました。

夏の風物詩・花火は鎮魂の意味がある

花火本来の意味は、慰霊、鎮魂、疫病退散です。元々は、死者の霊を慰めたり、疫病を鎮めるために行われていました。お盆の迎え火や送り火のように、死者の霊を導き、供養する意味合いも含まれています。

  • 隅田川花火大会(2025年7月26日(土))は、江戸時代に飢饉と疫病で亡くなった人々を供養するために、徳川吉宗が施餓鬼として花火を打ち上げたのが始まりとされています。

  • 地域ごとの花火:長岡まつり大花火大会(2025年8月2日(土)と3日(日))のように、戦争で亡くなった人々の鎮魂を目的として始まった花火大会も存在します。また、石巻川開き祭りなど、水難事故で亡くなった人の霊を慰めるために始まった花火大会もあります。

大阪府の8月の花火大会

今年は関西万博のため、8月に行われる花火大会は2か所でした。2025年の「なにわ淀川花火大会」は、第37回大会として10月18日(土)に開催される予定です。

・第70回 茨木辯天花火大会(茨木市 / 辯天宗冥應寺境内)
開催日:8月8日(金)  開催時間19:30〜20:30

・泉州夢花火in泉南(泉南市/SENNAN LONG PARK(泉南りんくう公園))
開催日:8月23日(土)  開催時間15:00開場、19:30開演~20:30終演(予定)


いかがでしたでしょうか?夏の楽しみだった花火大会が実は亡くなった方を偲ぶ大切な想いから始まったものだと思うと、いままでとは違った気持ちで花火を見ることができるのではないでしょうか?ただ綺麗というだけではなく、いろんな人々の想いを感じ、夜空で綺麗に輝く花火を見るのはいかがでしょうか。

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