葬儀の依頼はどこにする?

皆さま、こんにちは。仏教普及会の釈です。
朝晩の涼しさに秋の深まりを感じる季節となりました。豊中・大阪でも、木々が色づき始め、静かに心を整える時間が心地よく感じられます。

今回は「葬儀の依頼はどこにする?」というテーマでお話ししたいと思います。

昔はお寺が担っていた葬儀

昭和初期までは葬儀社というものはなく、葬儀はお寺で営まれるのが一般的でした。
ご遺体をご自宅に安置するのではなく、お寺へ運び、僧侶にお願いすることが自然な流れだったのです。

その後、葬儀社が生まれ、現代では「葬儀は葬儀社に依頼するもの」という考えが主流になり、サービスも多様化しました。しかし、葬儀社の葬儀が必ずしもご家族にとって最善とは限りません。

本来のお寺での葬送の流れ

かつてのお寺での葬送は、次のように進められていました。

  1. ご遺体をお寺へ運ぶ
  2. お寺で葬儀を執り行う
  3. 墓地で埋葬する
  4. お寺に戻り、初七日や七日ごとの法要を行う
  5. 年忌法要まで一貫してお寺で供養を続ける

この流れは、葬儀から埋葬、供養までを一貫して担うもので、ご遺族の悲しみに寄り添いながら安心してお見送りできるものでした。

葬儀社ではなくお寺に相談するという選択

近年は直葬や一日葬といった「安さ」や「簡略化」を重視した葬儀も増えています。経済的な事情などで選ばれる場合もありますが、その一方で「もっと丁寧に送りたかった」という思いを残してしまうことも少なくありません。

葬儀の本質は、形式を削ぎ落とすことではなく、亡き人とご遺族の心に寄り添うことにあります。
そしてその役割を本来担ってきたのは葬儀社ではなく、お寺であり、僧侶なのです。

葬儀が必要になったとき、「とりあえず葬儀社に」と思われる方が多いですが、まずはお寺の僧侶にご相談されてはいかがでしょうか。そこから、本当に安心できるお見送りの形を見つけられるかもしれません。

これからの葬儀を考える

豊中・大阪においても、お寺に相談して営む葬儀は、ご遺族に安心を与え、故人を心を込めて見送るための大切な時間となります。

「葬儀の依頼はどこにする?」と迷ったとき、ぜひお寺という選択肢を思い出していただければ幸いです。

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