完結葬こそ、いにしえからの本来の葬儀

こんにちは。日中はまだ暑さを感じますが、すっかり秋らしくなりましたね。仏教普及会 釈です。豊中・大阪で浄土真宗の僧侶として、日々皆さまの心に寄り添いながら、葬儀の大切さをお伝えしています。今日は、いにしえからの本当の葬儀のスタイルである「完結葬」についてご紹介します。

完結葬とは何か?

完結葬とは、昭和初期まで一般的だった伝統的な葬儀スタイルを復活させたものです。現代では葬儀と法要が分離されることも多く、直葬や一日葬では簡素さが優先されがちですが、完結葬は遺族の心のつながりと仏教儀礼を重んじます。

昭和初期までの伝統的な葬送の流れ

1.遺体を寺に運ぶ
2.寺で葬儀を執り行う
3.墓地での埋葬
4.寺に戻っての初七日・七日ごとの法要
5.年忌法要まで寺で一貫して供養

かつて葬儀は、寺を中心に葬儀や法要が執り行われていました。完結葬では葬儀自体は火葬場で行いますが、僧侶が遺骨を寺に持ち帰り、その後の初七日、四十九日、一周忌、三回忌、七回忌といった法要を寺で一貫して執り行います。

現代における完結葬の価値

簡略化された現代の葬儀では、葬儀後の法要や年忌が別の日に行われることが多く、故人や遺族との心のつながりが薄れがちです。完結葬では、葬儀から法要、年忌までを僧侶を中心に一貫して執り行うことで、遺族は安心して供養を続けることができます。

まさに、いにしえからの葬儀スタイルを現代に甦らせることで、心のつながりと仏教の教えを守ることができるのです。

豊中・大阪でも、伝統を重んじ、心をこめた供養を望む方が増えています。完結葬は、費用や手間だけではなく、故人との心のつながり、遺族の安心を大切にする葬儀です。

葬儀は単なる形式ではなく、家族や縁者が心を通わせる大切な時間です。完結葬という選択肢を知ることで、より深い供養の形を見つけることができるでしょう。

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