僧侶は肉を食べる?!
暖かいを通り越して、半袖を着るようになりました。こんにちは。仏教普及会 釈です。突然ですが、お坊さんの食事って気になりませんか?「毎日精進料理食べてるの?」「お肉って食べないの?」とか。本日はその「僧侶の食事」についてお話しようと思います。

浄土真宗の宗祖、親鸞の「肉食妻帯」
僧侶が肉を食べるかどうかは、宗派や修行の状況によって異なります。修行中の僧侶は、戒律を守るため、肉や魚を使わない精進料理を食べるのが一般的です。しかし、浄土真宗の宗祖、親鸞は「肉食妻帯」をスローガンとしていました。字のごとく、「肉を食べ、妻を持つこと」です。それまでの僧侶は結婚を禁じられていました。世界初、僧侶の身で結婚。肉食は生き物を殺す罪として僧侶の厳禁事項。当然周りからは非難轟々です。ではなぜ公然と結婚したのでしょうか?それは親鸞が肉食妻帯をご自分で体現することによって、煩悩(欲、憎しみ、悲しみ)があるすべての人々が功徳(善行)を積まなくとも、阿弥陀如来様の慈悲で救われる、極楽浄土にいけるという教えを説いたのです。
精進料理とは
そもそも精進料理ってなんでしょうか?精進料理とは、肉や魚を使用しない植物性の料理で、仏教の戒律に基づいています。殺生を避けるため、野菜、穀物、海藻、豆類など、植物性の食材を使い、五味五色五法を意識したバランスの取れた料理です。
- 殺生を避ける:肉や魚を一切使わない。
- 五葷を避ける:ニラ、にんにく、ネギなど、香りの強い野菜は使用しない。
- 五味五色五法を意識する:味付け、色、調理法を考慮し、バランスの取れた料理を作る。
- 旬の食材を活かす:四季折々の食材を使い、自然の恵みを大切にする。
- 精進物のみを使用する:肉・魚介類以外の植物性の食材を使用する。

豊中市内で京都で精進料理のお店で働いていた方が料理人のお店
私自身は「肉食妻帯」を公認されている浄土真宗の僧侶ですから、お肉もお魚も食べます。とはいえ、四季折々の食材を味、色、調理法でバランスよく構成し、健康的な精進料理や和食は日本人だけでなく海外の方にも人気になってきている昨今。豊中市内で京都の精進料理のお店で働いていた料理人の方のお酒と創作和食のお店、「洒洒楽楽」ご紹介いたします。
名称 | 洒洒楽楽 "しゃしゃらくらく" |
住所 | 大阪府豊中市曽根西町1-4-22 |
電話番号 | 06-6676-7300 |
一般社団法人 仏教普及会|大阪・関西完結葬のことなら090-9252-3917受付時間 9:00-18:00 [ 土・日・祝日除く ]
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